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俺は月に一度だけ、国からお金が供給をされてるのを知っていた。
その日になっても行かなかった。
俺は生かされる位なら自身の力で生きる。
不満など抱いて生きていける程俺が強く無かったからだ。
しかし、最近になって体が動かなくなっていた。ろくに食べていないからだ。
一日中横になっていた。
このまま死ぬとしても、今ではよかった。
少し前ならば、俺は死ぬのは嫌だった。あの頃は未来への希望に満ち足りていたからだ。
しかし、もう分かった。
俺はいらない人間だという事に。
生きていて何の意味がある?
俺だから仕方ないのだ。
俺だからいけないのだ。
だから死ぬ。
未来を与えられた人間を恨みながら俺はこの世から消える。
親には悪かったと思っている。
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