最終章~輝く未来に向かって

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私の目の前に立っているのは彼だった。 そう、1年半前に愛していたのに別れを決めた木原さんが、今、私の目の前に以前と変わらないあの笑顔で立っている。 いつも私を包み込んでくれたあの笑顔で…。 私は夢なのか現実なのか、それさえもわからなくなっていた。 「どうして…。」 それだけを言うのがやっとだった。 「ずいぶん待たせちゃったけど、やっと君を迎えにくることができた。 愛してるよ。」 そう言って彼は私を優しく抱きしめてくれた。
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