最終章~輝く未来に向かって

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「急な転勤だったから、まずは俺一人で釧路に向かったんだ。 でも結局は、札幌には家もお互いの実家もあるし、里沙も友達と離れたくないって事で単身赴任することになった。 これから修復しようという夫婦が離れて暮らして上手くいく訳がないよな。 半年も経たないうちに舞衣からやっぱり離婚してほしいって言われた。」 「そんな…。」 「こんな状態で離れちゃいけなかったんだよな。 舞衣はあの男と寄りを戻してたんだ。 おまけに、あいつの子を妊娠したって告白された。 もう、俺には為す術がなかった。 素直に離婚を受け入れるしかなかったんだよ。」
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