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声からして、女。
担任からは周藤という名字しか聞いていなかったから性別は解らなかったが、女だったとは。
にしても暗い。
外はもう夕方になってはいるがこの家の暗さはおかしい、普通窓からの光が入って少しは照らされるはずなのに……けど、別にいいか。
特別気にも留めなかった。
「ねぇ君、電気付けないの?」
「……あなた、もしかしてそこのマンションに住んでいる方ですか?」
「……そうだよ?」
僕の質問に答えず、質問で返してきた女はあがってくださいと言い、僕の手を引く。断る理由も無いから靴を脱いで付いていく……、?
「手袋……?」
僕の手を引いた女の手は分厚い布に包まれていた。
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