序章

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2人で並んでマンション前のゴミステーションに行き、手を振って別れた。 その時のお隣りさんの瞳はただただ救済を求める奴隷のようだった、まあ実際奴隷がそんな瞳だったかなんて見たことも無いから知らないけれども。 新しい制服、新しい靴 新しい教科書、新しい生活 新しい先生、新しい友達。 どうせ毎日同じなんだしどーでもいい、と思いながら学校へ行く。 途中アスファルトの割れ目からたんぽぽが咲いていたから踏んだ、命を踏みにじるってこういう事を言うのか。 暇だ。
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