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「………僕、もっと大人っぽくって男らしくなりたいんですけど、どうしたらいいですかね?社長も僕みたいな弱い感じのやつは嫌ですか?」
渉は思い切って聞いてみた。
「今のままでいいと思うけど。確かに見た目は女の子っぽい顔してるけど、年の割にはしっかりしてると思うし。もし私が君のことが嫌だったら、今一緒に食事してない」
渉は真剣な目で薫を見つめていった。
「………ありがとうございます。なんかうまく言えないけどすごく勇気づけられました」
「そう?!よかった。ただ一つ言えるのは、もっと今の自分に自信を持つことかな?私はどうせ自分なんてって思うネガティブな人は嫌」
「はっ、はい。わかりました」
「君は素直でいい子だと思うよ」
「ありがとうございます」
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