真っ赤な秀才ー真紅ー

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拓弥「ん……んん…… ここは……どこだ?」 目を開けると、目に入ったのは 白、白、白。 真っ白な部屋に 備え付けられたベッドに 拓弥は寝ていた。 キョロキョロと辺りを見回すと、すぐ横には 見慣れた顔があった。 渚「すぅ……すぅ……」 拓弥「渚……… そうだ、俺はあの時」 ガラッ 拓弥「っ!?」 赤い男「おっと……お姫様はお休み中か……失礼した。」 赤い男は小声でそう言うと ベッドに近づいてきた 赤い男「フム……大丈夫そうかな?」 自分の顎に手を当て、考えるような仕草をする赤い男 拓弥「誰……ですか?」 思わず敬語になったのは、 まだ状況が把握できず、 赤い男がどこか大人びていたからだ。 赤い男「ん?俺か? 俺は、由布院 真紅。 ただの超能力者さ」 拓弥「そうですか…… ?……超…能力?」 真紅「そう、超能力。 知ってるか?」 拓弥「漫画やゲームでなら、一応……」 真紅「う~ん…まぁ、大体そんな感じかな。」
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