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なぎさ?「ぇ…?
……………………拓弥?拓弥なの!?」
なぎさと呼ばれた少女は、開かない目で“俺”の方を見た
拓弥「あ…あぁ……俺は拓弥だ。拓弥だぞ。
ん?…渚……お前……目………」
渚「あ…あはは……
ちょっと…ドジっちゃった………
額、切れちっちゃって……目、開けると……血が入っちゃうから………」
見れば渚の額にはいくつも切り傷があり、血が流れ出ている
拓弥「血が……すぐ…とめ……な……い……と………」
拓弥の頭からは未だ血が流れ続け、拓弥は背中から地面へと……倒れた
ドサッ
渚「拓弥…?………拓弥!!たくや~~!!!!」
ポツ…ポツ………
雨が“俺”の頬を濡らし、そこで“俺”の意識は途絶えた
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