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「ハッハッハ。
これで少しは反省するであろう。」
「だな。」
「反省しないと、こいつら恐ろしく肝っ玉が据わってるな。」
「確かに。」
覇王と竜ヶ崎は発砲せず(まぁ出来ないのだが)、二人の急所に膝蹴りをお見舞いしてやったのだ。
その後、伸びてる間に顔に落書きをし、二人を縛り上げ、事務所の隅に座らせた。
それから約一時間後、二人は目覚めた。
顔には大量に冷や汗をかいている。
ただ縛られているなかで自分が生きていることを確認すると、ヘナヘナと床にへたりこんだ。
ちなみに熊田が起きたのは更に十分後。
夜更かしでもしたのだろうか。
しかしすっくと起き上がり、仕事に取り掛かり始めた。
それから三十分後、覇王は二人の縄を解き、みっちりと説教した上で、他のやつらより多めの仕事を課した。
二人が居残りになったのは言うまでもない。
そして夜になり、覇王は帰宅した。
「今日も疲れたな。」
覇王はソファーに腰かけた。
そして、朝に時間がなくて読めなかった朝刊に、ざっと目を通した後、風呂に入りに行った。
「ふぅ、やっぱり風呂は最高じゃ。」
浴槽の縁に腕を置きながら言った。
そして一時間ほどで上がり、テレビをつけた。
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