ヤキュウ、か…

7/13
前へ
/108ページ
次へ
「ハッハッハ。 これで少しは反省するであろう。」 「だな。」 「反省しないと、こいつら恐ろしく肝っ玉が据わってるな。」 「確かに。」 覇王と竜ヶ崎は発砲せず(まぁ出来ないのだが)、二人の急所に膝蹴りをお見舞いしてやったのだ。 その後、伸びてる間に顔に落書きをし、二人を縛り上げ、事務所の隅に座らせた。 それから約一時間後、二人は目覚めた。 顔には大量に冷や汗をかいている。 ただ縛られているなかで自分が生きていることを確認すると、ヘナヘナと床にへたりこんだ。 ちなみに熊田が起きたのは更に十分後。 夜更かしでもしたのだろうか。 しかしすっくと起き上がり、仕事に取り掛かり始めた。 それから三十分後、覇王は二人の縄を解き、みっちりと説教した上で、他のやつらより多めの仕事を課した。 二人が居残りになったのは言うまでもない。 そして夜になり、覇王は帰宅した。 「今日も疲れたな。」 覇王はソファーに腰かけた。 そして、朝に時間がなくて読めなかった朝刊に、ざっと目を通した後、風呂に入りに行った。 「ふぅ、やっぱり風呂は最高じゃ。」 浴槽の縁に腕を置きながら言った。 そして一時間ほどで上がり、テレビをつけた。
/108ページ

最初のコメントを投稿しよう!

154人が本棚に入れています
本棚に追加