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そして仕事場に着いた。
いつも通りドアを開ける。
そしたら、既に全員集まっていた。
あの二人も反省したのだろう。
「おぉうぬら、今日は全員いるみたいだな。」
覇王は九人の集団に近づきながら言った。
「当たり前だろうよ!」
「二度とあんな思いしたかねぇかんな。」
馬場と虎ヶ岳は二人揃ってもう嫌だ、と言わんばかりに顔の前で手をブンブン振る。
「よしうぬら、あと十分で仕事始めるぞ。
今日は外で仕事だぞ。」
覇王が言うと、熊田がいち早く反応する。
「おっ、あれか?
正義の味方やるのか?」
「その通りじゃ。」
「よっしゃ行くか!
ついでに可愛い可愛いおなご様を…」
虎ヶ岳がボケると、
「お主、殴られたいのか?」
「はいスイマセンごめんなさい!!!」
そのやり取りを見て、周りはクスクス笑っていた。
「よし、虎ヶ岳は置いといてそろそろあの服に着替えるのだ!」
「ハイよ。」
そう言って覇王を含む九人は更衣室に向かった。「…って待てお前ら!」
覇王に謝った後、華麗な妄想を繰り広げていた虎ヶ岳が我に帰り、慌てて更衣室に駆け込んでいった。
しばらくして…
「うぬら!
着替えは終わったな?」
「おうよっ!」
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