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ガバッ。
「ちっ、また見てしまったか。過去のしょうもない夢が。」
そう言って覇王はベットから起き上がり、時計を見た。
「おっと、早くしないと遅刻してまうわ。」
そう言い、朝食を平らげ、素早く着替えを済ませ、事務所へ向かっていった。
覇王は今、友人達と暴力団をやっている。
その事務所までは車で約十分かかる。
と言うのも、元幹部が辞め、その事務所を覇王が受け継いだため、そこそこ時間がかかる。
その間、音楽を聞きながら、煙草を片手に悠々と運転していた。
周りからの視線も気にすることなく…
そして、信号にいつもより引っ掛かってしまい、二、三分遅れて事務所に着いた。
ガチャ。
「そしたらよぉ、あの中坊ったら俺が睨み返しただけで泣きそうな顔して逃げてったんだぜ。
ありゃウケたわ。」
「お前中坊泣かしておもしれーのかよ。ハハハ。」
「ウワーン。ママ怖いよーってか?」
「お前もっと年上のやつ狙えねーのか?」
覇王が入ってきたら、竜ヶ崎、鬼塚、熊田、権田が既に雑談していた。
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