俺の日常Ⅰ

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着地と同時に走りだす。ちらりと見えたそいつに指令を下す。 「ナイト、会長にバレない内に縄片付けといてくれ!」 「了解です、若」 「若言うなっつってんだろ!?」 「す、すみませんっ、大和様っ」 いや、変わんねぇだろ、それ。 腕時計を見る。ちぃ、ギリギリ間に合うか? ナイトを残して駆け出す。 中庭を挟んだ向こう側の校舎の一階の再び予定通り開いてあった窓に飛び込み、すぐさま着地。教師らに見付からないように気を配りながらトップギアでラストスパートを掛ける。 第二科学準備室が見えた。
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