俺の日常Ⅰ

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そして、生徒会室に辿り着いた。言われていた時間からは一分十二秒過ぎている。あ、今もう十八秒になった。 部屋に激しく入りがたい。 ──あ? 一分程度大丈夫、だと? ふざけてんのか。あいつは例え一秒であっても許さねぇよ。 あれが女神に見えるとか、マジで眼科に行くことをオススメする。……ま、確かに見た目はまさしく絶世の美女だが、中身がイっちまってるしな……。 固唾を飲み、決意を固めてドアノブをひねる。背中に背負った人体模型とは早くおサラバしたい。 「只今戻り──」 「遅いわよ、双葉くん」
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