エピローグのプロローグ

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すぐ近くで大きな音が聴こえた。 それと同時に、今まで感じたことのないような衝撃が僕の右半身を襲う。 コンマ2秒前まで見ていた 景色が 色が 世界が 大きくぶれて、揺れて、回る。 宙に浮いている時間が永遠に感じられた。 止まっているような、せわしなく動いてるような思考の中、視界の隅に大きな2トントラックを捉える。 その瞬間、全てを悟ることができた。 はねられたんだ。
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