1日目

2/47
前へ
/51ページ
次へ
スズメの声と、カーテンの隙間から差し込む太陽の光。 そしてピピピピ、と鳴り響く目覚まし時計の電子音。 いつもと変わらない朝だ。 目覚ましを止めた後も僕は眼を瞑ったままだった。 ……アレは夢か。 道路に飛び出して、トラックに跳ねられて……その後どうなったんだっけ? まあいいや。 もう起きよう。日曜だからってダラダラしてたらいけない。 僕は眼を開けた。 するとふたつの大きな眼が、顔の僅か数ミリ先で僕を見つめ返していた。 ……眼を閉じた。 ハハ、夢だよ夢…… 「おはようございまーす!!」
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加