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スズメの声と、カーテンの隙間から差し込む太陽の光。
そしてピピピピ、と鳴り響く目覚まし時計の電子音。
いつもと変わらない朝だ。
目覚ましを止めた後も僕は眼を瞑ったままだった。
……アレは夢か。
道路に飛び出して、トラックに跳ねられて……その後どうなったんだっけ?
まあいいや。
もう起きよう。日曜だからってダラダラしてたらいけない。
僕は眼を開けた。
するとふたつの大きな眼が、顔の僅か数ミリ先で僕を見つめ返していた。
……眼を閉じた。
ハハ、夢だよ夢……
「おはようございまーす!!」
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