第1章 魔法学園

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「偶然にも明日は新入生の入学式なのだよ。」 オフリアがあらかたの説明を終わらせたころ、他3名のうちの一人がフードを外しながら口を開いた。 「私はダンキン・バイラル。 この魔法学園の学園長をしている。」 ダイキンは初老を迎えたころの男性で、威厳とともに親しみやすさを感じる学園長だ。 「このタイミングでしゃしゃり出てきたのは、さすがにフードを被ったままじゃ失礼だと思ったからだ。」 軽く笑いながら光真かたをぱんぱんと叩く。 「では、私も。 学園長補佐、副学園長とでも言っておきましょうか。 ハリエル・リリです。 お見知りおきを。」 ハリエルは、ついでといった感じでフードを外す。 その下は金髪を短めに切り、眼鏡をかけた神経質そうな女性だった。 「最後に僕が。 ギミー・サンタといいます。 オフリアさんと同じで、この学園の教師ですね。」 そう言って、最後にフードを外したギミーはなんとゆうか・・・、冴えない男だった・・・。 「さて、全員の自己紹介も終わったことだし。 光真君、今日は休んでくれたまえ。 明日、詳しい話は聞けるだろうからね。」
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