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ある程度予想はしていたが、席は五十音順になっており、左側の前の席。
席は横4、縦2の配置になっており、光真の隣の席には・・・先程の女の子が座っていたのだ。
「あれ、あんたはさっきの・・・。」
先に気付いた光真が女の子に声をかける。
「あ、同じクラスだったんですね。
私はルーナ・ティアナと申します。」
先程の女の子ルーナははにかむように微笑むと、座ったままぺこりと頭を下げる。
「これはご丁寧にどうも。
俺は紅神 光真だ、よろしくルーナ・・・でいいか?」
「あ、はい。
よろしくお願いします、コーマさん。」
口調は固いがふわふわおっとりしたイメージの子だな、などと一人考える光真。
二人が挨拶を交わしている間に、教室の席には8人がそろっていたようだ。
全員がそろったことがわかっていたかのように、教室の前の扉がガラッと開かれる。
「みなさん、こんにちは。
私はこのA組の担任になりましたオフリア・ヘイエルと申します。
よろしくお願いします。」
現れたのはオフリアだった。
オフリアは自己紹介をすると、ゆっくり全員を見回しにっこり微笑む。
「それではみなさんには、最初に自己紹介をしてもらいます。
では、あなたから」
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