第1章 魔法学園

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心底楽しそうに、にっこりと光真に微笑むオフリア。 ええ、ええ、分かってましたよ。 出席番号でいう1番の宿命とゆーかなんとゆーか、慣れてますから。 光真は軽くため息をつくと、立ち上がり教壇へと足を向ける。 「えー、俺は紅神 光真。 この世界には昨日来たばかりで何一つ解んないが、よろしく頼む。」 簡潔に済ませて席に戻ろうとする光真に声がかけられる。 「へー、赤い眼なんて珍しいのね。 召喚された人なんだー、歳はいくつなの?」 質問を投げかけたのは、光真の後ろの席に座っている短めの金髪を持つ女の子だ。 「17歳だ。 ・・・他に質問がなければ席に戻るぞ。」 他に質問がないことを確認すると、光真は席に戻った。 「自己紹介なんてこんなものかしらね。 あ、質問がある時は手を上げてね♪ じゃあ、次の子どうぞ。」 オフリアに言われ、ルーナが教壇に立つ。 「ル、ルーナ・ティアナと申します。 16歳です。 私はこの世界の出身です。 よろしくお願いします。」 少し上ずった声で、自己紹介を終えると、ルーナはぺこりと頭を下げる。
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