第1章 魔法学園

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毎日変わらない日常。 ただ、流れるだけの時間。 退屈な日々。 何の目的もなく、過ごす事に嫌気が差していた。 いつもの平日、退屈な授業を寝て終わらせたいつもの放課後。 いつものようにゲーセンに向かった。 店の奥にあったゲーム機に興味が沸き、近づいてみたら突然光に包まれた。 気がつけば、俺は暗い部屋の中に倒れていた・・・。 「はっ」 朝日の眩しさに目を細め、ぼーっとする頭をすっきりさせるために顔を洗う。 鏡には、真っ赤な髪に、少し目つきの悪い自分の顔が映っていた。 昨日の出来事を夢に見ていたようだ。 「とりあえず、これに着替えるんだったな。」 壁にかけられている制服を見ながら独り言。 昨日はあれから、この部屋(どうやら学生寮の一室)に連れられ、この服を着て魔法学園まで来いとのこと・・・。 昨日召喚された場所が、その学園の地下室だったらしく、場所はわかるから問題ないな。 それから昨日の出来事を思い出す。
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