Cell Train

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「でも……申し訳無いですよ」 「問題無いですよ~、家広いんですよ~」 「で、でも……」 「あぁぁ、話しててもらちがあきません!!大ちゃん!!」 「はい?」 「先に家に行ってお風呂沸かしてといてください!!ひかるお姉ちゃん汚れてますから!!」 「判りました」 再び向こうの人込みに消えて行く大輔さん。 にしても…こうやって見ると。 「本当に人が一杯居るんですね」 「おかげさまで賑わってますよ~」 「そうみたいですね……あ、そうだ所長さん」 「んにゅ?」 「何か……手伝う事あります?」 「え?何で?」 「ここまで色々して貰って……何もしないと言うのは……御礼がしたいんですよ」 「う~ん、そう言う事ですか~ 「何かありますか?」 「手伝う事ですか……あ」 「あります?」 「じゃあ……雑用でもして貰っちゃうです」 「雑用……ですか?」 「はい!!セルトレインで生活して居る人の悩みをメモしたり外から来る物資の確認をしたりする仕事です!!」 な、何だか難しそうだな……。
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