Cell Train

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「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「大ちゃん何やってるですか!?」 「いや……お風呂の方が騒がしいから何事だと思って来たら………」 凄い…ガラスにへばり付いたまま喋ってる………。 「目の良い保養になりましたよ」 「帰れぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「くっ!!この目に貴女方の裸を焼き付けるまでここを離れる訳に行くかぁぁぁぁぁ!!」 「変態ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 「ゴホッ!!」 所長さんがガラス越しに大輔さんを殴り大輔さんはガラスから離れましたとさ、めでたしめでた………。 「まだだぁぁぁぁ!!ぬぅぅぅぅぅ!!」 訂正、凄い剣幕で再びガラスにへばり付く大輔さん。 「帰れぇ~」 「嫌ですぅぅぅう!!」 両手で扉を押さえる所長VS顔面大輔さん。 お互い一歩も引かない接戦……。 ガチャ 「あ」 「へ?」 ガララララ 力が勝ったのか何なのか、大輔さんは扉を開きそのままなだれ込む様に浴室に入って来た。 「いつつつ……うん?」 何も隠してない所長さんに驚いて浴槽から立ってしまった僕。そんな私達に対して大輔さんは……。 「素晴らしい、まさにパラダイ………」 言い終わる前に大輔さんの顔が所長さんの手によって浴槽に。 手足をばたつかせ、泡を吹きまくる大輔さん………。 あ、止まった。
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