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「救急キット持って来ましたよ~ってまた幼……所長はひかるさんを泣かせて……」
「私じゃないからね!!後聞き逃せ無いワードもしっかり出て来てるの私は判ってるからね!!」
「はいはい……ひかるさん」
「っく………はい?」
「手、出して下さい、手当てしますので」
「あ、はい……」
「じゃあちょっと染みますよ」
「………っ!!!!」
「後はガーゼと包帯と、これで大丈夫ですね、あ、でもあまり動かさないで下さいよ」
「わ…判りました」
「それでこの猫ちゃんどうするの?」
所長さんが猫を抱きかかえてコチラを見てました。
「取り敢えず、俺と猫のポジションを換えて下さい」
「うん、無理」
「くっ……!!今の状況ならOKが出ると思っていたのに」
「何をどう考えたらそうなるのさ!!」
「取り敢えずひかるさんを助けた辺りで……」
「その前のお風呂で-だよ!!」
「しまった……マイナスイベントだったか………」
その場にガックリとへこむ大輔さん。
本当、良く判らない人……。
「しかし、俺はそんな馬鹿では無い!!猫に癒して貰おう!!」
「充分馬鹿だと思うけどぉ~」
「実際どちらでも良いんですけどね、ほ~ら猫ちゃん……」
「シャアァァァァァァ!!」
『………』
3人して固まってしまった。
爪全開、口を大きく開き大輔さんに威嚇する猫。
「うっ………」
あ、またへこんじゃいました。
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