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「………」
「…どうしました?」
「凄い……列車の中なのにちゃんと太陽が見える…」
「まだ日が出てますからね、日が出てる内は天井開いとくんですよ~」
「へ~」
「夜になれば閉まって、特殊なガラスから星空が見えますよ」
「へぇ~、凄いね」
「えっへんです!!」
胸を張り、誇らしげにそう言う所長さん。
「あら~所長さん、新しい人?」
「あ、おばちゃん」
「……おばちゃん?」
「はいそうですよ、君は新しい人だね?」
「あ、はい」
「曽根川ひかるさんです~」
「曽根川って……大輔ちゃんの親戚?」
「い、いえ……っ!!そう言う事では無くて……」
「ただ苗字を貰っただけですよ~、ね?ひかるお姉ちゃん」
「あ、はい……」
「へ~、可愛い娘だね、困ったら私に相談しなさいよ」
「あ、はい、ありがとうございます……じゃあ早速」
「お!なんだい?」
「ダンボール……あります?取り敢えず寝床を確保したいんで………」
『はい?』
2人の疑問系が重なった。
そんなに僕、おかしな事言っただろうか?
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