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―――――――――――― カレンside みんなで観光ついでに町の中を歩き回って適当な店に入りご飯を食べた後 カイル君とジークは早々に宿に戻ると言ったので二人と別れて適当に市場を歩いていたらリンがいつものように暴走して何処かに消えてしまったから今は追い掛けていったシオンが戻ってくるのを待っているところなんですが… チラッと横を見ると エミさんの無表情だけど綺麗な顔が目に入って無駄に緊張するんです あ、そう言えば二人っきりになるの初めてです!! ここは何か会話をしなければ! 「あ「ふむ、なかなか帰って来ないな。カレン、私も少し探して来るから其所を動くなよ」…はい」 話しかけようとした途端にエミさんに先を越され、結局その言葉にただ頷いていると エミさんは満足そうに少し微笑んで人混みの中に入って行ってしまいました はう~結局話せませんでした 残念です 「おい」 一人で勝手に落ち込んでいると後ろから肩を叩かれました 「はい?なんですか?」 後ろを振り向くとそこには目元まで深くフードを被って顔は一切分かりませんが、たぶん男性と思われる人が立って居ました 「お前、フォン・カレンだな?」 …何故私の名前を知っているのでしょうか 警戒して一歩下がりました 「はい。そうですが、あなたは?」 「まぁまぁそんなに警戒するなよ。ま、仕方ないか」 男は私の問い掛けを無視して面白そうに口元に笑みを浮かべます
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