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まぁそれは置いとくとして
一応俺もこの前ローム爺のとこで買った赤い柄の刀を構える
今アンデットまでの距離はあと50mを切ったぐらいだ
「ほら!ジー君いつまでウジウジしてるのっ!」
「って!!!」
リンはそう言いながらあまり軽いとは言えなさそうな蹴りをジークの背中に入れる
それで多少我に返ったのかジークは慌ててコチラもこの前買ったばかりの朱い槍を馴らすかのように片手で一回転させて構えた
「あ゛ぁ゛本当にいやだ」
「ほら、殺るわよ!!」
ジークの言葉を無視する形でカレンが掛け声をだしながら先頭をきってアンデットに向かっていく
その後ろにシオンとリンが続きジークは諦めたようにため息をついてブツブツ言いながらもすぐに追いかけ始めた
俺とエミはその後ろに続く
って、カレンまた殺るっていったぁ!!?
「このシスコンが」
隣から聞こえてきた不本意な言葉に隣をチラ見する
カレンの言動に複雑な心情になっているのを見抜いているのか
エミは滅多に変えない表情に意地悪な笑みを浮かべていた
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