プロローグ

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だが周りの大人達はそれを認めるなかった 特にエホードの母親は家柄を重んじる人でカイルがフォン家の汚点だと言い張りカイルを捨てるように言い出していた それに必至に抵抗していたエホード達だったが5歳の誕生日の前日それは起こった 寝ていたカイルの部屋に何者かが侵入しカイルを殺そうとした ギリギリのところでたまたま部屋の前を通ったエホードによりカイルは命は助かった しかし必至に治療したにも関わらず首もとから鎖骨にかけて大きな傷が残ってしまった その日エホード一つのことを決めた カイルを愛しい我が子をこのまま傷つけるぐらいなら知り合いに頼もう 誰にもバレないように 決意が鈍らぬうちにある人物に連絡をつけ事情を説明した そして翌日カイルが5歳の誕生日の日の早朝 昨日の怪我で疲れがとれていないカイルをひっそりと起こしどこかへ転移した
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