プロローグ

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その直後少女の顔が変化した。 それはいつも見慣れた母の顔だった。 母「早く起きなさい!もう朝の6時よ!早く支度しないと朝練に遅れるわよ!」 少年こと朝倉志郎はモゾモゾと体を動かし目を少しずつ開けた。 そこはいつも見慣れた自分の部屋のベッドの中だった。 母「早く下に降りてきなさいよ。もう朝ごはんは出来てるから。 全くとうとうこの時計まで壊しちゃって」 などとグチりながら一階に降りていったようだ。 志郎は体を起こし盛大に伸びをしていつも起こしてくれる時計を探してみた。 すると見事に部屋の隅でバラバラに壊れた我が相棒がいた。 どうやらいつもどうり投げ飛ばしたようだ。 これで通算五台目。この五台目は今でで一番頑張った方だ。
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