3人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
そのおかげで二人は付き合っているのではと噂まで流れていた程であった。
残念ながらそんな事実はないが…。
紀理子「ほら!チャチャと食べなさいよ。朝練に遅れるわよ!」
志郎「へいへい、と。……ふぅ、ゴッチになりやした。」
志郎はトーストをコーヒーで流し込み数秒で食べきった。
紀理子「…相変わらず食べるのが早いのね。
じゃいい加減出ないと本当に遅刻するわよ?」
志郎「イェーサー」
と部活道具一式が詰まっているカバンを背負い玄関を出た。
母「紀理子ちゃん!しっかり志郎を学校まで連れて行ってやってね?」
紀理子「はい!おば様!首に縄を付けてでも連れて行きますよ!」
志郎「おい!俺は犬かよ!」
紀理子「あら?犬の方がまだ素直で楽だわ。」
志郎「へん!悪かったな!」
最初のコメントを投稿しよう!