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母「二人共気をつけて行ってらっしゃい!」
母親に見送られながら二人は歩き出す。
そして二人は何気ない会話をしながら交差点で信号が青になるのを待っていた時だった。
紀理子「そういえばさ、志郎って今日誕生日だったわよね。
…てなわけでさ、…はい、プレゼント。」
渡された小さな箱を開けてみると、中から少し大き目の赤い宝石の付いたペンダントだった。
志郎「紀理子…、お前…」
紀理子「へへ、どう?感動した?」
志郎「お前…、どんなにお調子者でも盗みはしない子だと思ってたのに…。俺ぁ悲しいぞ!」
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