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1560年、信長は桶狭間にいた。そこで笑っていた。
「やろうと思えば出来るもんだなぁ」
相手は一万とか二万とかいう大軍勢。それに対して信長はたかだか二千……
しかし結果勝ったのは信長だった。
しかも義元を討ち取って勝利したのだ。
「これで達勝の時の借りも返したな」と信長は堂々と尾張の清洲に向かって凱旋するのであった。
清洲城に帰ると、濃が待っていた。
「のぶ!」
「濃、戦は終わったよ」と言う信長に濃が抱き付く。
「お、ちょっと……やめ……」
「やめません!あたしがどれだけ心配したか……」
濃は半泣きだった。
「人がいる……から……やめなさい……」
信長は恥ずかしがりながら何とかそれだけ言うと濃はやっと放してくれた。
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