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「馬鹿兄貴ッ!」
レオンの机に、金髪に茶髪交じりの、レオンそっくりな男の子が突っ伏す。
「ブレイド……」
男の子の名は、
ブレイド=スライハイム。
レオンの双子の弟だ。
「兄貴…カイに振り回されるのは良いけどさ、遅刻は止めようぜ?いい加減父上も怒るだろうし…」
「そうだな…ブレイド、お前と一緒に行けば問題ないか。」
「それじゃぁ俺が一人になるじゃねぇか!」
カイが飛んできて、急いでレオンを静止する。
「あなたたち…授業中に………いい加減にしなさぁぁぁぁい!!」
━━━━翌日
「いよいよ…だな。」
レオンがブレイドに話しかける。
「兄貴ッ!緊張すんなって!兄貴なら大丈夫だろ?」
「ブレイド、レオン、アタシ負けないからね!!」
イアラが腕を組みながらレオンを睨む。
「俺はイアラに負けるつもりなんかないよ?な、ブレイド?」
「兄貴が負けるかもしんねぇんだから、きぃつけろよ?」
「わかってる」
2人で顔を見合せて、一回戦へ望む。
決勝でブレイドと戦うために、カイとイアラを倒さなくちゃならない。
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