セントアルバート魔法学園

7/17
前へ
/23ページ
次へ
「あたったッ!」 マリアが少しガッツポーズをしたのが見える。 身体強化魔法を使って、いち早くマリアの目の前に立つ。 マリアが一瞬怯んだ隙に、レオンがマリアに蹴りを入れる。 「なぜっ!わたしの魔法は貴方に確実に当たったはず!!」 「あんなスケールのデカい魔法なら、先ず相殺を失敗した時点で、避けられるかを考えた。あの魔法を避けるには、攻撃範囲を狭める必要性があった。」 「あなたに攻撃力低下とタイムコントロールの力はないはずでしょ!?」 「確かに、俺は先生に下級魔法で戦えと言われた。でも、それ以外は何の規定もない。」 「どう言うこと!?」 レオンが、指を鳴らすと、白い煙がたつ。 青い宝玉、赤い宝玉、藍の宝玉、金の宝玉が埋め込まれた犬のような白い獣が現れる。 「こ…これは!!」 マリアが顔を青くする。 「御察しの通り。俺の使い魔は、四聖獣だ。四聖獣の力を使えば、タイムコントロールは簡単だった。さぁ、本番だ。」
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加