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「本当に勝ってしまうのね…流石だわ。」
「ありがとうございます。そういえばカイとブレイドはどうなりましたか?」
「しっかり勝ってるわよ。2人とも見事だったわ。」
それを聞くと、レオンはニコリと笑い、ブレイドに後ろから抱き着く。
「兄貴、勝てたのか?まあ負ける事は無いと思うけどな。」
「あぁ。ちゃんとかったぜ?」
ニコリと笑いながらブレイドから離れる。
「カイは大丈夫だったか?」
「んー…なんとか。」
やはり、カイも下級魔法だけではやりづらいし、戦術が狂ってくるみたいだ。
下級魔法では、レオンがしたように、上級魔法を相殺しようとしても出来ず、弾き飛ばされてしまう。
「ところで兄貴、二回戦の相手、聞いたか?」
「まだ…だけど?」
「俺はギル。ギル=アーレイドだ。」
ギル=アーレイド。
フレイアに栄える、国家直轄貴族の一つ、アーレイド家の一人息子。
当然火属性魔法はかなり強力な物が多い。
レオンは、属性相性は良いのだが、ギルの戦い方があまり好きでは無かった。
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