マナーモードは3時間っ!

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生徒会室の横の階段を上がり、僕らは屋上にいきました。 普通学校の屋上なんて開いてないものですが──学園祭の準備の関係で、この期間だけ屋上は開放されています。 「夕月、大丈夫なの?犯人を見つけるなんて」 「ああでも言わなきゃ、アキラが犯人にされてたじゃない。私達で頑張って犯人を見つけるのよ!」 夕月は僕の前で、腕を振るようにしながら熱弁しました。 全く、良い人過ぎます。 「け、けどどうやって……」 「まずは聞き込みよ。生徒会長さんを恨んでた人がいないか、とか、怪しい人影を見なかったか、とか。できるよね?」 僕は黙って頷きました。 「じゃあ、放課後に聞き込み開始ね。5時になったら、一旦ここに集合しよ」 「う、うん」 夕月の協力は本当に嬉しいのですが──正直不安です。 本当に犯人が見つかるのでしょうか。 「アキラ」 夕月はそんな僕の肩に手を置いて、 「アキラは悪くないんだから」 と笑顔で告げました。
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