マナーモードは3時間っ!

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「生徒会副会長の三好拓海(みよしたくみ)だ。長雨アキラ君、いるかい」 現れたのは、上級生の男子生徒数人でした。 真ん中に立つ三好という人は、短髪でとても背が高く、キリッとした目つきをしていて──威圧感がひしひしと伝わってきます。 なんだろう。 怖いな。 僕はそう思いながらも、ゆっくりと歩いていきました。 「あ、あの……長雨アキラは僕ですけど」 僕を見た上級生の人は、何か珍しい動物でも見つけたかのように、目を見開いていました。 「きっ、君が長雨アキラ君かい?」 「は、はい。そうです」 そういう君はジョナサン・ジョースターと思わず言ってしまいそうになりましたが、すんでの所で口に出さずにすみました。       シークレットマナーモード 「君は……『感知不能電話』の能力者だな?」  シークレットマナーモード 『感知不能電話』? 初耳です。 「……そうか、君は能力名を知らないのか。なら、ちょっと来てくれ」 三好さんたちは振り返り、僕をどこかへ連れていきました。
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