博士と助手

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「いったい、誰が私の老後の世話をするんだね?」 「その為!?ってか、俺はしませんよ!!」 「あぁ!?しろよ!!!」 「逆ギレ!?何なんだよこの人!」 「あーじゃあいいよ!!お前以外の優しいやつを見つけて、安らかな老後を約束してやんよ!!」 「無茶苦茶だー!!」 「さっさと自分の研究に戻れ!!また2000ポイント引くぞ!!」 「オンリーワンでもそれはきつい…!!T、退場しまーす!!」 ばたん。 Tが隣へ移動したことを見届けたS博士は、怪しく笑った。 「くくく…成功したようだな」 S博士は、机の上の箱を撫でた。 「この‘ただの日常会話を面白可笑しくしてしまう装置’は成功だ…………」
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