-前兆-

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船の点検を終え、明日の出向の準備もすませた船員はそれぞれ家路についた。 「ちょっといいですか」 船員の一人が呼び止められた。 「はい??」 呼び止めたのは真樹のお父さん。 「明日…あまり天候がよくないみたいだが…大丈夫か??明日はうちの娘ものるんだ…なにかあったら…」 「ないですよ。うちの整備は完璧です。それに船の事故なんてめったにおきないんですから」 お父さんはそれでもそわそわし、今度は船長のところへ。 父親は心配なのだ。 …彼は船員に船長の居場所を聞き出し、船長のもとへと急いだ。
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