255人が本棚に入れています
本棚に追加
「明日…やっぱり経路をかえよう。天候のことも気になる」
「確かに…しかしいつものルートをとらないと、多少本部とのやりとりが…」
「まぁしかたないだろう。そのことは私から話しておく」
コンコン!!
「どうぞ」
ガチャ…
ドアを開けた向こうから現れたのは、やはり真樹のお父さん。
居場所を突き止めたのだ。
“突き止めた”といっても会議中だったため、会議室にいるのは誰でもわかることだが…
「これはこれは―…ちょうどよかった。私も話があったんですよ。相談ですかね」
彼は笑いながらタバコに火をつけた。
最初のコメントを投稿しよう!