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遥の着ていた服に触れ、片付けていくたびに2人の生活をたくさん思い出した。
この服は遥が欲しい欲しいとせがんできたから買ってやった服だ。あの時は金があんまりなくて、気乗りしなかったが、与えてやった時に嬉しそうな顔をした遥を見て、コイツ可愛すぎるだろと思ったっけ…
この服、一緒に北海道行ったときに着てたよな。
思い出せばキリがない。遥はきっとそんな思い出や俺のことを忘れて、また、この服で自分を着飾るのだろうか。
俺の知らない男のために。
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