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ヒ「う-ん…暇だなぁ…」
一人そう呟く姫。
なんかする事無いかなぁ…
ヒ「あっ…!!そうだ!温室に行ってみよう!」
さっきスイ外に温室があるって言ってたもんね♪
姫はそう思うや否や早速立ち上がり、外へ向かった。
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ヒ「う-ん…温室どこ-??」
辺りを見渡しながら歩く姫。
すると温室らしき建物がチラリと見えた。
ヒ「あ…っ!!見つけた!!」
姫は小走りで温室に近づき、ゆっくりと中に入った。
─ガチャッ…
ゆっくりと辺りを見渡す…。
ヒ「うわぁ…なんて綺麗なの…」
姫は今日、何度目かの感嘆の声を上げた。
温室の中は見たことも無い花が沢山、咲き誇っており、日の光で花はキラキラと輝きとても美しい。
なんだろう…
ここ…すごく落ち着く。
??「綺麗だろう…??この温室は…」
ヒ「え…??」
声のした方へ振り向くとそこに居たのは…
ヒ「ブラッドッ!!」
ブラッドだった。
ブ「おう♪ただいま。」
ブラッドはドアに体を預け腕組をしている。
ヒ「おかえり…。」
そう行ってニッコリ微笑む姫。
ブラッドと姫は近くにあったイスに腰をかけた。
ヒ「ブラッド何処に行ってたの??」
姫がそう聞くとブラッドはばつの悪そうな顔をする。
ブ「えっと…ちょっとな…」
ヒ「そ…そっか…」
ブラッドが言いよどむなんて、珍しいな…
私には言いにくいのかな…
そのあと、しばらくの沈黙が続いた。
その沈黙を破ったのはブラッドだった。
ブ「この温室は俺が一番好きな場所だ…」
そう言うブラッドの顔はとても穏やかだ。
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