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ギ「仕方ありませんね…」
姫の言葉に渋々了解するギルド。
ギ「ですが!ブラッド様今後、姫様に対してそう言う行動は慎んでください。姫様はこの世界の姫であるお方です。分かりましたね??」
ギルドはブラッドにきっぱりとそう告げる。
ブ「分かっている。姫が今までの女と違うことぐらい、この俺が一番…。」
そう言うブラッドの瞳は悲しみと、寂しさが入り交じっていた。
ヒ「ブラッド…??」
姫はブラッドの様子が気になり、近付いた。
その瞬間グイッと強く腕を掴まれ引き寄せられる。
ヒ「きゃあっ…!?」
ギ「姫様…!?」
ブラッドは姫を引き寄せると、そのまま姫抱きをする。
ブ「悪いがギルド、姫は俺の嫁だ。何もしないと言う保証は出来ないな。じゃあ、姫は俺がもらっていく。じゃあな!!」
ブラッドはそう言うと翼を広げ窓から飛び出した。
ギルドの拳がワナワナと震える。
ギ「くおらぁッ───!!!!ブラッド────!!!!!!戻りなさぁ──いッ!!!」
ギルドは空を飛んでいるブラッドに向かって怒鳴り付けた。
ブラッドはそれを気にすることなく空を飛び続ける。
ブ「なぁ…姫ギルドってあんなキャラだったか…??」
ブラッドはそう言うと姫に視線を移す。
ヒ「ち…違うかなぁ…」
ブ「だよな…。」
2人はそう言うと顔を見合わせて笑うのだった。
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