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姫の城を出てからしばらくたった頃…
ブ「もう少しで俺の城に着く。」
ブラッドが一言姫にそう告げる。
ヒ「ほんとに??楽しみだなぁ♪」
姫は満面の笑みを浮かべながらブラッドを見つめる。
それに答えるようにブラッドは、やわらかい笑みを浮かべた。
ブ「ほら、見えてきた。あれが俺の城だ。」
ブラッドは城の方へ視線を移し、姫に見るように促す。
姫はブラッドにつられるように視線を向けると、そこにはベージュ色のレンガで建ててある立派な城が建っていた。
ヒ「す…すごい…」
ブ「そうか??姫そろそろ降りるぞ。」
ヒ「うん。」
姫がそう返事をすると、ブラッドはゆっくりと地面に足をつけた。
改めて辺りを見渡すと、お城を囲むように木や色とりどりの花が咲き誇っていた。
そして城の敷地内の中央には大きな噴水…
ヒ「すごく綺麗…でも意外っ!」
ブ「なにがだ??」
ヒ「だってブラッドのお城すごい可愛らしいんだもん。」
姫がそう言うとブラッドは得意そうにニヤリと笑った。
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