幽霊の男の子

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幽霊の男の子

ある晴れた昼下がり。 皆楽しく友達とお話をしたり、恋人がいる子たちはラブラブしたり…… けれど、私は違った。 そんな笑顔を装えないほどのことを私は実行します。 私、樋村花恋は今から勝負に出ます! この勝負に勝たないと…私は…私は…… 目の前には今藤勇介くん。 今年隣の席で一緒になって、色々話したら気が合って、何回か友達とかと遊びに行って凄く惹かれて行った人…―――。 私は今からこの勇介くんに告白をします! ええい! 行くんだ、花恋! 過去のことなんて忘れるのよ! 大丈夫、失敗なんてしないわ。 あんなに良い感じだったもの。 緊張の一瞬… 「樋村さん? どうしたの?」 凄い険しい顔をしていたのか、勇介くんは私に苦笑いしながら話しかける。 「え…? あっ、えっと…そのぉ…っ」 私は緊張のあまり、頭が真っ白になっちゃった…。
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