まただ、また生きていた

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何とか死んだ振りでしのげた。 この森にはあんな化け物もいるのか。 ここから出なければ命がいくつあっても足りない気がする。 そう思い、出口は知らないが無我夢中で走る。 ようやく、景色が変わった。 「やっと出れた」 溜め息をついた。走り過ぎて疲れたのでその場に倒れこむ。 10分後・・・ 「よし、出発だ!」 一歩進んだ瞬間。 ぐちょっ。 「ん?」 下を見ると茶色い沼に足がはまっていた。 足はどんどんめり込んでいく。 「何だ、このつまらん罠は。俺は水の上に4秒立ってられるんだぜ。(ビート板の上を一直線に走って)これくらいならずっと立ってたって支障はな・・・」 3秒以下で呑まれた。(死)
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