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「アァン、アァン」
「バター、待って、待ってって!」
余程嬉しいのかマーガリンを引っ張って走るバター。
「あっ!!!」
遂にバターの勢いに負けたマーガリンがこけた
「アゥーン、アゥーン」
バターが心配して戻ろうとした時…
「大丈夫?」
見知らぬ男がマーガリンに手を差し伸べていた
「あ、大丈夫…です…」
男の顔を見た瞬間マーガリンは止まった…
「(うわぁ、めっちゃカッコええやん!『テニプリ』の主人公並みにカッコええ、ど、どないしょう…。ヤバい、一目惚れかも…。)」
マーガリンは興奮すると関西弁になります。
「どうかした?顔に…何か付いてる?」
「い、いえ。何にもありません。おおき…ありがとうございます!」
「…?どういたしまして。気を付けてね?」
「アァン、アァン」
「もう、バター!嬉しいのはわかるけど引っ張り過ぎよ。」
「アゥーン…」
バターは申し訳なさそうに鳴いた。
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