マーガリンの恋(前編)

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「まぁ、ワンちゃんも反省してるみたいだし許してあげて?」   「あ、べ、別に怒ってはいないんですけどね」   マーガリンは動揺しながら応えた。   「それじゃあバター、帰ろうか?」   「アァン、アァン」   「それじゃあどうもすいませんでした」   「いえいえ、気を付けてね?」   マーガリンは残念そうにパン工場に帰った。           「ただいまー」   「おや?マーガリン、早かったね?」   「バターがはしゃぎ過ぎてこけちゃったから帰って来たの…」   「アゥーン…」   「怪我はなかったのかい!?」   「うん、大丈夫!それよりこけた時に凄いカッコ良い人に助けてもらっちゃった!」   「それは良かったねぇ、マーガリンももうすぐ19だし彼氏が欲しい年頃かな?」   ジャムは嬉しそうに話す。   「い、いやカッコ良かっただけで別に彼氏になって貰いたいって訳ぢゃ…」   「はいはい、そう言う事にしといて朝ご飯を食べようか?」   「何か納得いかないけど…まぁ良いか」   ジャムとマーガリンとバターは仲良く朝ご飯を食べた。ちなみにアンパンはまだ爆睡中である。
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