マーガリンの恋(中編)

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「おはようございます、ジャムさん、マーガリンさん、バター」   「おはよう、アンパン」   「ふんふーん♪おはよう、アンパン~♪」   「アァン、アァン」   「マーガリンさん何か良い事でもあったんですか!?」   「ちょっとね♪」   「バターの散歩中にカッコ良い人に出会ったそうだよ。」 「もう、ジャムさんのお喋り!」   マーガリンは照れながら怒った。   「じ、ジャムさん…僕、パトロールのついでにその人をボコって来まs…」    ――ヒュンっ   「…え?」   アンパンの目の前にいきなりナイフが飛んできた   「うわあぁっ!」   ――ドスッ   間一髪ウィービングでかわしたアンパン。ナイフは真後ろの壁に突き刺さった…   「ま、ままま、マーガリンさん?あ、危ないじゃないですか…」   「アンパン?今さっきパトロールのついでに何て言ったの?聞こえなかったからもう一度言ってくれるかしら?」   マーガリンは微笑みながら優しく言う。しかし目が笑ってない事にアンパンは気付いていた。
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