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「あ、マーガリンさん、この人ジャムさんに用があるみたいなんですけど、ジャムさんいますか?」
「あ、ジャムさんなら買い物に行ってて…もう帰って来ると思うけど。」
「…だそうですけど、良かったら待たれますか?」
「すいません、そうさせてもらいます」
「アァン、アァン」
バターは嬉しそうに鳴いた。
「良かったらお茶どうぞ」
「ありがとう、朝の怪我は大丈夫だった?」
「あ、全然大丈夫です」
「それなら良かった!あ、僕は越前リャウマ。宜しくね」
「私はマーガリンって言います。よろしゅ…よろしくです。」
マーガリンは関西弁をなんとかごまかした。
「…」
「…」
「…」
話題がないのかみんな沈黙。家族でテレビを見ながらご飯を食べてる時にエッチなシーンになった時ぐらいの沈黙…
「リャウマさんはジャムさんにどんな用があって来たんですか?」
遂にマーガリンが沈黙を撃破。
「あ、チーズケーキの作り方を教えてもらいたくて来ました!」
目を輝かせながら答える越前…
「…」
思わず黙るマーガリン。次の瞬間アンパンが…口を開く…
「あのぉ、ここ『パン工場』なんですよ?『パン』が『メイン』なんですよ?『パン屋』と『ケーキ屋』は違い…ますよね?」
「…!!!」
越前はアンパンの言葉に納得したように黙ってしまった…
更に追い討ちをかけるようにアンパンは言う。
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