奴の名はアンパン

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「んぅ、朝9時か…」   アンパンは眠たそうに目をこすり布団から出る。    1階に降りるとジャムさんがパンを焼いていた。   「ジャムさん、お早うございます」   「お早う、アンパン」 「あれ?マーガリンさんはどうしたんですか?」    「マーガリンならバターの散歩に行ってるよ」   バターとはペットの犬(♀)である。決してペットのバター犬ではない。…多分   「ただいまー」   「あ、お帰りなさい、マーガリンさん、バター」    「アァン、アァン」   バターが色っぽく鳴く。    「アンパンまだ眠そうね?顔でも洗ってきたら?」   マーガリンは眠たそうなアンパンを見て優しく微笑みながら言う   「そうしてきます」   アンパンは洗面所に向かった
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