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私の心は貪欲で、伝えないくせに結果を求める
そして一人で期待して勝手に堕ちる
伝える努力をしたことはあったけど、その時に得たものは絶望だった
多分それから、臆病に拍車が掛かったのだろう
夜になり真っ暗な部屋に一人で居ると、心の声が一気にうるさくなる
見返りを求めても何も得るものはない
先に待つのは絶望だけだ
お前はその程度の人間なんだから、望むことすら烏滸(オコ)がましい
自分の駄目さは嫌になる程知っている癖に、そんな人間が望んだ所で誰も何もくれやしないさ
そんな言葉たちが私を鎖で繋ぎ、いつしか本音さえ言うことが少なくなった
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